ケーズデンキスタジアム水戸で行われた試合は、水戸ホーリーホック 1-2 大宮アルディージャで勝利しました。
前半、積極的に前に出るアルディージャ。しかし、8分、通ればビックチャンスだったスルーパスをカットされたところからカウンターを貰い先制を許してしまいます。これで浮き足立ったアルディージャDF陣、その3分後にも決定的ピンチを迎えます。西村の決死のクリアで失点は逃れたものの、試合の流れは水戸ペース、思うように反撃が出来ないまま前半を折り返します。
後半、試合の流れを変えるべく柴山を投入するアルディージャ。さらに57分には、黒川を投入し、左から柴山、右から黒川がドリブルで仕掛け揺さぶりをかけると、70分、中野からのパスを受けた柴山、渡部のランでできたスペースを見逃しませんでした。鋭い切り替えし返しから放たれたシュートは、ゴールネット揺らし同点とします(J初ゴール)。これで試合の流れを取り戻したアルディージャ。83分、馬渡のピンポイントクロス、奥抜のダイビングヘッドが決まりついに逆転に成功します。その後をしっかりと抑え切ったアルディージャが勝利しました。
失点は事故っぽいところがあったとしても、新チームにありがちな「どこで相手をどうやって捕まえるか」の徹底不足に、「息が合わない攻撃」、先行き不安な前半でしたが、後半、柴山、黒川を投入した岩瀬采配が的中、見事な逆転勝利となりました。
馬渡選手のピンポイントクロスも凄かったですが、自分的には、柴山選手のJ初ゴール。ルーキーらしからぬ(厳密にいえば昨シーズン出場がありますが)落ち着いたプレーに頼もしさを感じました。