NACK5スタジアム大宮に行ってきました。引き分け以上で無条件、負けても得失点差11の範囲内ならJ1残留の決まるアルディージャ。リニューアル後初勝利を目指して臨んだ一戦は、大宮アルディージャ0-0川崎フロンターレのドローでした。
前節の勝利でホッとしてしまったのか、リニューアル後初勝利のプレッシャーか、全体的に動きの悪いアルディージャ。21分、CKからゴールを決められ失点。前半を0-1で折り返します。後半に入って、ようやく調子を取り戻したアルディージャ。しかし、いいクロスは入るものの、なかなかゴールを決めることができません。こののまま負けてしまうかと思われた、後半ロスタイム、最後の最後にドラマが待っていました。89分、慶行のグラウンダーの早いパスを受けた斉藤が素早くターンしシュート、ボールはゴールネットを揺らし同点。今シーズン限りでの引退を決めている奥野のもとへ走る斉藤、この共にアルディージャの創成期を戦ってきた戦友に捧げるゴールは、自身J1初ゴール、そしてアルディージャの自力でのJ1残留を決める一撃となりました。
アルディージャのサッカーはやはり4-4-2です。最後までバランスを崩すことなく戦えたと思います。一瞬シュートかと思うほどの慶行の速いパス(間違いなくその眼は斉藤を見ていました)、それをしっかりと受け止めゴールを決めた斉藤、ベテランの技が光る試合でした。