山梨中銀スタジアムで行われた試合は、ヴァンフォーレ甲府2-2大宮アルディージャのドローでした。
前半、積極的に前に出るアルディージャ。しかし、フィニッシュが決まらず膠着した状態が続くと、19分、甲府に高い位置でボールを奪われそのまま失点、先制されてしまいます。まずい失点に嫌な展開になりそうな感じでしたが、44分、江坂のポストプレーでフリーになった和田のクロス、ムルジャが飛び込みゴールを決め同点にして前半を折り返します。
後半、早々にPKを獲得し突き放すチャンスを得たアルディージャ。しかし、キッカーペチュニクのシュートは相手GKに弾かれ、そのこぼれ球も押し込めずビックチャンスを逃してしまいます。このまま流れは甲府に、そうなりかねない展開でしたが、81分、奥井のアリークロスの処理を甲府がもたついたこぼれ球、マテウスが頭で押し込みアルディージャがリードします。このまま逃げ切りたいアルディージャ、パワープレーで反撃にでる甲府。あと少しで逃げ切れるそう思われた90+2分、FKから痛恨の失点、同点に追いつかれてしまいます。結局、ドローに終わってしまいました。
まずは、練習にPKを取り入れた方がいいんじゃないのと言いたくなりましたが、それはさておき、これだけの勝ち試合を勝利で収められないのは問題です。イージーなミスから自陣に相手を呼び込むことが多すぎる、疲れているのは分かりますが、やはり「前へ」の意識がもう少し必要だと思います。