ケーズデンキスタジアム水戸で行われた試合は、水戸ホーリーホック 1-2 大宮アルディージャで勝利しました。
前半、なかなか「前へ」の力を作りだすことが出来ないアルディージャ。24分、ハスキッチのクロスの処理を誤った水戸のオウンゴールで先制はしたものの、その後も攻撃を作ることが出来ず、水戸に試合の主導権を握られたまま前半を折り返します。
後半、どうしても「前へ」の力を作りだすことが出来ないアルディージャ。56分、ついに水戸の反撃を押さえ切れず失点、同点とされてしまいます。これで一気に流れは水戸、そうなりかねない展開。チームのピンチを救ったのは、途中出場の選手でした。奥抜の高速ドリブルと富山の粘り強いポストプレーで徐々に「前へ」の力を作り始めると、75分、左サイドからドリブルで切り込んだ奥抜のクロス、三門のシュートは弾かれたものの、逆サイドに詰めていた富山が押し込みゴール、再び突き放したアルディージャがそのまま逃げきり勝利しました。
さいたまシティカップからディフェンスラインは修正出来たものの、攻撃が組み立てられないのは何一つ修正出来ていない。「高木采配ズバリ!」などと浮かれている暇ではない、状況はかなり深刻な状況にあると思います。
横に間延びしたコンパクトさに欠いた布陣、横には動けるけど前には出れない、当然負担はディフェンス陣にのしかかり、ピンチの連続。問題はハスキッチをはじめとした前線の選手ににボールが収まらないこと、しっかりと考えていかないと、昇格はどんどん遠のくことになると思います。