NACK5スタジアム大宮で行われた試合は、大宮アルディージャ1-1ツエーゲン金沢のドローでした。
前半、リズムが悪くなかなか「前へ」の力が作れないアルディージャ。単発的にチャンスは作るもゴールは奪えず前半を折り返します。
後半、前半同様陣形が横へ横へと間延びし「前へ」の力が作れないアルディージャ。64分大山、71分嶋田を投入し打開を図りますが、77分、金沢のカウンターを止め切れず失点してしまいます。78分清水を投入しさらに攻勢をかけるアルディージャ。86分、マテウスのパスを大山がスルー、これでできたスペースから嶋田がシュート、ゴールネットを揺らし同点に追いつきます。これで一挙に逆転、勢いづくアルディージャでしたが、なかなかフィニッシュが決まらず、ドローに終わってしまいました。
サイド攻撃を意識しすぎてか、横へ横へと広がって行くので、せっかくいい形でボールを奪っても前にパスを出せず、結局、横パス、バックパスの山。挙句の果てには、一瞬の隙を突かれ失点。完全な負けゲームでしたが、嶋田のゴールで何とか免れた試合でした。
「前へ」の力が出せない理由の一つに、開幕戦(甲府戦)でも書きましたが、茨田、三門の関係があると思います。守備的意識が高いのか安易に横並びの関係を作りたがる、ここぞという時にはやはり縦の関係を作って前へ押し上げていくべきだと思います。この試合でも、大山が入ってきてこの関係を作れたことが、同点ゴールへ繋がったと思います。