NACK5スタジアム大宮で行われた試合は、大宮アルディージャ 3-3 V・ファーレン長崎のドローでした。
前半、4分、岡庭のクロス、栗本のヘディングシュートで先制したアルディージャ。これで流れを掴むかと思われましたが22分、FKを直接決められ同点とされると、長崎に流れを押し戻され前半を折り返します。
後半、48分、不味い攻撃からボールを奪われると、そこから一気にカウンターを貰い失点を許してしまったアルディージャ。嫌な雰囲気が一瞬流れますが、61分、CK、ファーサイドに抜けて来たボールを袴田が押し込み同点とすると、65分、PKを獲得、これを柴山が冷静に決め再びリードを奪います。今度こそ流れを掴みたいアルディージャでしたが、78分、ゴール前での混戦、どうにかアルディージャがボールを抑えたと思われたところを再びボールを奪われ失点、同点とされてしまいます。結局、その後はゴールは奪えずドローに終わってしまいました。
いい感じにゴールを奪えていても勝てない、今シーズンのアルディージャを象徴する試合だったと思います。1失点目はしょうがないとしても2失点目は、中途半端な攻撃からボールを奪われてカウンター。3失点目は、守備が総崩れ、せっかくのクリアチャンスを何を思ったかキープしてボールを奪われると明らかに自滅。最後までがっかりさせられた試合でした。
サッカーは、常に1手、2手先を考え、相手の裏を取りあうスポーツ。その為にも相手が守りづらい攻撃とは何か、相手が攻撃しづらい守備とは何かをどれだけ深く掘り下げて、チーム全体で体現していくかが必要です。アルディージャにはそれが足りていません。来季に向けて、それらの課題を考えたチーム作りを期待します。
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