ニッパツ三ッ沢球技場で行われた試合は、横浜FC1-1大宮アルディージャのドローでした。
前半、前がかりになった裏を狙われヒヤリとさせられる場面もあったものの、積極的に前に出るアルディージャ。何度か決定的場面を作りだしますが、横浜のラフプレーに寛容な判定を繰り返す佐藤誠和主審の判定にも惑わされ無得点のまま前半を折り返します。
後半、52分、大前のCK、河本のヘディングシュートがゴールネットを揺らし先制したアルディージャ。これで流れを掴んだように思われましたが、シモヴィッチが完全なブレーキとなり拙攻を繰り返すと、76分、アンラッキーなミドルシュートを決められ同点とされてしまいます。何とか流れを取り戻し再度突き放したいアルディージャでしたが、石井監督の失策といってもいい選手交代は後手にまわり流れを取り戻すことが出来ず、そのままドローに終わってしまいました。
残念ながら今のシモヴィッチに得点の匂いははしない。先取点を取った後、シモヴィッチを諦めて富山あたりを投入していれば追加点だって狙えたと思うし、まだ動けていた大前をあっさりと代えなければ最後に訪れたFKのチャンスだって変わっていたかもしれない、とても勝負にこだわっているとは思えない石井監督の采配にがっかりさせられた試合でした。そもそもなぜ、この窮地にそこまでシモヴィッチを贔屓するのか?頑張っている選手の士気をそこねかねないだけに問題だと思います。