等々力陸上競技場で行われた試合、大宮アルディージャ3-2川崎フロンターレで逆転勝利しました。
前半、ラストパスをことごとく読まれ思うように攻めることのできないアルディージャ。川崎に完全に主導権を握られてしまいます。すると、35分、ゴール前で鄭大世に粘られ最後はオウンゴールで失点すると、43分にはパスカットをジュニーニョに拾われ失点。0-2で前半を折り返します。この最悪の事態を救ったのは、2人のスピードスターでした。後半の最初から投入された吉原と土岐田がそのスピードを活かしスペースを作ると、53分、マルケスのスルーパスを受けた土岐田がプロ初ゴールを決め1-2、75分には、ゴール前に切り込んだマルケスが気迫のゴールを見せついに同点に追いつきます。そしてさらに87分、センターサークル付近で得たFK、小林慶行の冷静な目は、冷静さを失った若き守護神を見逃しませんでした、きれいな弧を描いた55メートル弾が、慌てて戻るGK川島の頭上をすり抜けゴールネットに突き刺さります。この逆転弾を守り切ったアルディージャが3-2で勝利しました。
慶行のシュートも素晴らしかったですが、やはり今日は吉原、土岐田。前半、抑え込まれしずんだチームを救ってくれました。