熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた試合は、大宮アルディージャ3-2川崎フロンターレで勝利しました。
前半、川崎にボールを握られ苦しい展開のアルディージャ。36分、川崎に退場者がでて数的優位に立つと、44分、ムルジャのスルーパスを受けてペナルティーエリアに切り込んだ家長が倒されPKを獲得します。これを家長が落ち着いて決め、アルディージャが先制して前半を折り返します。
後半、ゆったりとしたポゼションから突如としてスピードを上げてくる緩急の効いた川崎の攻撃に翻弄されるアルディージャ。63分に同点に追いつかれると、81分には逆転を許してしまいます。雰囲気的には心が折れそうな展開でしたが、84分、横谷のスルーパスを受けた家長がゴールを決め同点に追いつくと、一気に息を吹き返します。87分、泉澤のスルーパスに飛び出した江坂が相手GKを交わし決めたゴールは、川崎の選手に囲まれ抗議を受けた扇谷主審のまさかのノーゴールの判定(副審はゴールイン判定)で幻のゴールになってしまいますが、89分、横谷からのパスに再び飛び出した江坂、意地のシュートはポストに当たりながらもゴールに吸い込まれ、これが決勝ゴール、そのまま逃げ切ったアルディージャが勝利しました。
川崎の自滅感の強い試合でした。相変わらずリードしてからの追加点を狙う姿勢に課題は残しましたが、今日は江坂の「決めなおし弾」を称賛したいです。理不尽なノーゴール判定があった後でのゴール、良く決めました。
報復の方が重い判定になるサッカーでは、横谷イエローカード、大久保レッドカードは妥当な判定。そうなると試合後、川崎の悪質なファールに怒って掴みかかった横谷の裁定は気になりますが・・・。この試合、一番最低だったのは、試合終了後の握手を拒否して、当てつけのように審判の後ろを通過したエドゥワルド ネット選手(川崎)、フェアプレーのかけらもないことが証明されたのではないでしょうか。