フクダ電子アリーナで行われた試合、大宮アルディージャ4-2ジェフユナイテッド千葉で勝利しました。この試合は、最後まで目の離せない試合となりました。
前半からボールを支配し、優位に試合を進めるアルディージャは、21分、吉原のスルーパスを受けたマルケスが相手DFとの競り合いを制し先制すると、31分にも、今度は個人技で飛び出し、ゴールを決め2-0で前半を折り返します。後半に入り新居、米倉を投入してきた千葉に攻め込まれる展開が増え始めたアルディージャ。江角、冨田の活躍もあり、何とか凌いでいましたが、73分、スルーパスを通され失点すると、86分にも失点し同点に追いつかれてしまいます。逆転にむけ勢いづく千葉に、防戦のアルディージャ。樋口監督の下した采配は、「攻撃」でした。マルケスに代え、ペドロを投入します。すると、88分、斎藤のクロスをレアンドロが胸で落とすと、それに飛び込んだのは片岡、地を這うミドルシュートはGKの手をはじきゴールネットに突き刺さります。89分にも、相手の一瞬の隙をついて抜けだしたペドロがゴールを決め、4-2としたアルディージャが勝利しました。
2点差から同点にされ、逆転負けもチラついたあの場面、樋口監督の采配は「攻撃」、見事はまりました。ペドロの鋭い動きに気を取られた千葉に一瞬隙が生まれました。本当は2-0で勝たなければならない試合だとは思いますが、昨シーズンにない粘り強さをみた試合でした。